ミャンマー鉱物旅情


どうも、weaponiteです。
2010年1月にミャンマー観光旅行行ってきました。
目的は観光ですが、行先は言わずと知れた鉱物の大産地、ミャンマー。
寺巡りの合間に、鉱物関係の見どころも回ったのでそのレポートでも。

ミャンマー基本事情:
まだまだ旅先としてはマイナーな地域。
軍事政権だったり、東南アジア最貧国呼ばわりされたりと
何かと悪いイメージ持っている人も多いと思います。
しかし、人は概ね優しく穏やかで、仏塔などの観光資源も多く
(物好きの間では)人気の観光地です。
しかし、政府の方針で、国の半分以上は立ち入り禁止区域。
自由に旅行できるのは限られた地域です。
ちなみにモゴックは政府の許可がないと立ち入れず。
今回はあきらめました。


その1.マンダレーヒスイ市場

マンダレーはミャンマー第二の都市。北部からの物流の集まる街です。
なら北部のほうのモゴックなどの石もあるか…と思ったが意外と
観光客の目につくとこにはありませんでした。
しかし、ガイドブックの地図にひっそりと「路上宝石市場」の文字が!
しかしこのガイドブック、地図には信用ならんことで有名です。
案の定行った先にはただの寂れた住宅街が広がっている…
付近の人に聞いても「jewelly market!?I don't know」といわれるだけ。
あきらめて帰ろうととぼとぼ歩きかけたそのとき!
目の前に妙に広がった空間が。
柵で囲まれ所謂東南アジアの市場のよう。
へーこんな所にと入ってみたらぎょぎょ!ひすいがごろごーろ!
そこらじゅうにひすいを売る人、削る人、持ち歩く人!
どうやら宝石市場というよりひすい市場のようです。



そこら辺に転がっている石全部ひすい。
あまりひすいは好きではないのですがこんだけあるとさすがにテンションあがります。



とある店にあった見事なラベンダーひすい。
とっても欲しかったけど、持ってみたら20kg位ありそう
持ち帰るの無理。写真だけ取って帰りました。

ひすい市場の場所:シュエインピン僧院から
南東へ300mほど。まさかこんな場所に、ってとこにあります。
行く方いたらなにかの参考に。


その2.宝石博物館

ミャンマーの首都ヤンゴン。物も集まります。
その一角に観光地として有名な宝石博物館があります。
1〜3階がショップ、4階が博物館。
まずは博物館から。
入場料5ドル程度。
中はあまり広くないですが、モゴックを始め
ミャンマー各地から集められた石が置いてあります。
特大のペイナイトや、ルビーなど涎の垂れる標本がいっぱい。
これだけあるんだから下の階のショップにも期待していったのですが、
ほとんど宝飾品の店です。
それでも原石を置いている店も多少あり、スピネルの原石などは
そこそこあります。
ここでルビーの宝石質結晶を買いました。
しかし、値段は次に言うアウンサンマーケットと比べるとちょっと高めです。


その3.ボージョーアウンサンマーケット

同じくヤンゴンの市街にあります。
土産物屋がいっぱいあるので有名な市場。
しかし、その一角には所謂鉱物店が集まっているところがあります!
普通に観光客が行くのは1階だけですが、
北東の角の金行が集まっているところの2階に20店舗ほど
鉱物店が集まっているところがあります。
階段を上がると薄暗い中にひたすら石がごろごろ…
涎垂れまくります。
とりあえず有名どころのルビーやスピネルなどから
マニアックどころの上八洞石やセレンディブ石など一通りそろってます。



本当にミャンマー産の鉱物ならたいていあります。
上の写真は買ったもの一覧、
ハックマン石、ラピス、ルビー、サファイヤ、ジルコン、
ベズブ石、上八洞石、トパーズ、フェナス石、ハンベルグ石、
シンハリ石、ジェレメジェフ石、セレンディブ石、ブルースピネル、ひすい、
そして水晶で作った仏塔。

気になるお値段ですが、だいたい
日本の相場の1/5〜1/10。
なんか、日本で5000円くらいで買ったものが数百円で売られてると
泣きたくなりました…
拳くらいの透明なトパーズが5000円ですよ(ToT)


以上、レポート終わり。
短期の旅行だったのですがこれだけありました。
きっと長くいたらもっといい所あったんだと思います。
もしなにかの間違いで石好きでミャンマー行く羽目になった人がいたら
参考にしてもらえれば幸いです。かしこ。

inserted by FC2 system